Bybit(バイビット)の出金手数料は意外と高い
Bybitの無期限契約取引などで利益をあげても、現状では日本円に替えなければ実際に商品やサービスの支払いが難しいことは2021年後半になっても同じです。
そこで、大抵の場合は利益が発生して一定のまとまった額になった際には国内取引所にビットコイン等の仮想通貨を送金して、売却して日本円にしてから、銀行口座等に出金している人が多いと思います。
その際に避けて通ることができないのが、「出金手数料」です。
Bybit(バイビット)やBinance(バイナンス)のBTC出金手数料は、一律0.0005BTCとなっています。これは、2021年後半のレート(1BTC=600~700万円)で換算すると、3000~3500円になります。
これ、そこそこ高いですよね。
Bybitがこのように若干高めの出金手数料を徴収しているのには、それなりの理由があります。
Q)Bybitの出金手数料が他のプラットフォームと比較して比較的高いのはなぜですか?
A: Bybitでは、出金リクエストごとに一律の手数料を課していますが、バッチで送金する際にはブロックチェーンでより早く送金確認が完了するように最適なマイナー料金を支払っています。
Bybit よくあるご質問
このように適正かつ迅速に送金が行えるよう、マイナーに手数料を上乗せして支払っているため、少々お高めの出金手数料設定になっています。
これ自体は利用者にとっても悪いことではありませんが、それでもなるだけ出金手数料を抑えたい方もいるでしょう。特に、数万円相当程度の少額出金をする場合には出金手数料だけで全体の数%を取られてしまうことになります。
できれば出金手数料は安く抑えられるに越したことはないと思います。
そこで、今回は国内取引所の実情を踏まえつつ、Bybitであげた利益を手数料を抑えて日本円に変える方法について考えたいと思います。
Bybitから出金する際のポイント
Bybitから国内取引所に送金をする際に考慮するべき点は、以下の2点です。
- 出金前に、なるだけ出金手数料の安い通貨(コイン)に替えておく
- 国内取引所が現物を取り扱っており、かつ、日本円とトレードできる取引所(販売所ではない!)が存在する通貨を選ぶ
Bybitは様々な通貨(コイン)の出金に対応していますが、その出金手数料を日本円換算すると、大体3000円前後がボリュームゾーンになっています。
一方で、出金手数料が1円台や10円台で設定されているコインもあります。仮に通貨単位としてはBTCを保有していたとしても、出金前にBybitの現物取引で、そのような出金手数料が割安に設定されているコインに替えておいてから出金する戦略が有効でしょう。
以下は日本円換算(レートは2021年10月時点)の表示を付加した出金手数料表です。
コイン | 最小出金額 | 出金手数料 | 出金手数料(日本円換算) |
AAVE | 0.32 AAVE | 0.16 AAVE | 約6000円 |
ANKR | 636 ANKR | 318 ANKR | 約3000円 |
AXS | 0.78 AXS | 0.39 AXS | 約6000円 |
BCH | 0.01 BCH | 0.01 BCH | 約700円 |
BIT | 8 BIT | 13.43 BIT | 約3500円 |
BTC | 0.001 BTC | 0.0005 BTC | 約3500円 |
CHZ | 160 CHZ | 80 CHZ | 約3000円 |
COMP | 0.14 COMP | 0.068 COMP | 約2500円 |
CRV | 20 CRV | 10 CRV | 約4000円 |
DOGE | 25 DOGE | 5 DOGE | 約140円 |
DOT | 1.5 DOT | 0.1 DOT | 約500円 |
DYDX | 15 DYDX | 9.45 DYDX | 約2000円 |
EOS | 0.2 EOS | 0.1 EOS | 約50円 |
ETH | 0.02 ETH | 0.005 ETH | 約2000円 |
ICP | 0.006 ICP | 0.006 ICP | 約30円 |
KLAY | 0.01 KLAY | 0.01 KLAY | 約2円 |
KSM | 0.21 KSM | 0.21 KSM | 約9000円 |
LINK | 1.12 LINK | 0.512 LINK | 約2000円 |
LTC | 0.1 LTC | 0.001 LTC | 約20円 |
MANA | 126 MANA | 32 MANA | 約3000円 |
MKR | 0.016 MKR | 0.0095 MKR | 約3000円 |
PERP | 6.42 PERP | 3.21 PERP | 約6000円 |
SUSHI | 4.6 SUSHI | 2.3 SUSHI | 約3000円 |
UNI | 2.02 UNI | 1.16 UNI | 約3500円 |
USDT (ERC-20) | 20 USDT | 10 USDT | 約1000円 |
USDT (TRC-20) | 10 USDT | 1 USDT | 約100円 |
XLM | 8 XLM | 0.02 XLM | 約1円 |
XRP | 20 XRP | 0.25 XRP | 約30円 |
XTZ | 1 XTZ | 1 XTZ | 約800円 |
YFI | 0.0016 YFI | 0.00082 YFI | 約3000円 |
なお、Bybitの現物手数料はMaker・Taker取引ともに手数料は0.1%の設定になっていますが、2021年10月末まではMaker手数料は無料であることは気をつけておいたほうがいいでしょう。
当然の話ながら、いくら出金手数料が安いコインに替えても、国内取引所が扱っていない銘柄であれば、全く意味がありません(例えば、出金手数料2円相当のKLAYは国内では取り扱い取引所がありません)。
また、アルトコインを多数取り扱っている国内取引所であっても、販売所を利用して売却してはいけません。販売所は国内取引所が数%〜十数%のスプレッドを設定して売り買いさせるようになっており、確実に損をするので注意です。
不要な手数料の発生を避けるため、必ず、トレード相手がいる「取引所」を利用するのも抑えておきましょう。
簡単に管理人が使用している国内取引所の取り扱い銘柄についてまとめています。
取引所名 | 取引所のある取り扱い銘柄 | 備考 |
BitFlyer | BTC/JPY | Bitflyer Lightningでの取引を推奨 (手数料は0.01% ~ 0.15%で変動) |
coincheck | なし | アルトコインを多数取り扱うが固有の取引所を持たない |
bitbank | BTC/JPY、XRP/JPY、ETH/JPY、LTC/JPY、BCC/JPY、MONA/JPY、XLM/JPY、QTUM/JPY、BAT/JPY、OMG/JPY、XYM/JPY | Maker手数料-0.02% |
GMOコイン | BTC/JPY、XEM/JPY、XYM/JPY、ETH/JPY、XRP/JPY、BCH/JPY、LTC/JPY、XLM/JPY | Maker手数料-0.01% |
上記の2つのポイントを守りつつ、どの通貨で出金をするかを検討していきます。
結論:XLM一択。LTCやXRPにして出金しても幸せになれる
以上検討を行った結果、
「Bybitの利益を日本円にするなら、XLM(ステラルーメン)を選ぶ」ことが最も出金手数料や日本円に替えるときの手数料を低く抑えられ、最適であることがわかりました。
といっても、LTC(ライトコイン)やXRP(リップル)のパフォーマンスもなかなかのものですので、ここは好みや使っている国内取引所の流動性・取引量等も考えて選んでもよいでしょう。
コイン | 最小出金額 | 出金手数料 | 出金手数料(日本円換算) |
BTC | 0.001 BTC | 0.0005 BTC | 約3500円 |
LTC | 0.1 LTC | 0.001 LTC | 約20円 |
XLM | 8 XLM | 0.02 XLM | 約1円 |
XRP | 20 XRP | 0.25 XRP | 約30円 |
上表からも分かるとおり、BTCだと3500円相当引かれていた出金手数料を、ほとんどなしに抑えることができます。
今後、Bybitから利益を出金する際には、このような点にも気をつけてみてはいかがでしょうか。
読んでいただいてありがとうございました。
BITなどの注目銘柄を購入したり、最大レバレッジ100倍で仮想通貨FX取引が可能な暗号資産取引所Bybit(バイビット)。
先着で必ず10BIT(2~3000円相当)がもらえる!初回入金キャンペーンが開催中です。