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【Bybit】レバレッジは何倍で取引すべき?破産までの早見表付き

自らのテコで全てを失わないために

レバレッジ100倍。

仮想通貨デリバティブ取引所であるBybitでは、100倍のレバレッジを効かせることが可能だ。

この100とか125とかいう規格外の響きに、嗚呼一攫千金だ、仮想通貨ドリームだ億り人だなどと魅せられてしまっているトレーダー諸兄もいるのではないだろうか。だが待って欲しい。具体的に100倍や125倍というフルレバレッジで取引することの危険性が頭に入っているだろうか?

確かにレバレッジは自らの資産を効率的に増やすための利器です。ですが、高いレバレッジにはそれ相応のリスクがあることを意識しなければ、魑魅魍魎の巣食うビットコインFXの世界で生き残ることはできません。ここでは、Bybit等で一般的な無期限契約ペアであるBTC/USDの取引を例に、いかに高レバレッジが危険であるか解説します。

トレード未経験者は、一度イメージを持った方がよいです。

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破産(強制決済、ロスカット)とはどのような場合に発生するのか

以下、簡単のため分離マージンでのレバレッジで考える。

BybitやBinance Futuresでは、どのような場合に強制決済が発生するのだろうか?

答えは非常にシンプルだ。持っているポジションに対し、現在のビットコイン価格が破産価格に達した場合である。これは、例えばBybitでは以下のように計算される。

Bybitウェブサイトより引用

この式が言っていることは極めて単純で、レバレッジが大きければ多いほど、破産価格は参入価格に近づいていくということだ。

なお、Bybitの場合であれば、二重価格メカニズム、公正価格マーキングを採用しているため、破産時には他の取引所のビットコイン価格等(マーク価格)を考慮に入れ、それでもなおその金額が破産価格を超えている(または下回る)場合に、強制決済(ロスカット)が行われる。

だが、それは分かっていても、結局レバレッジを大きく効かせた場合、どの程度の価格変動があればロスカットされてしまうのだろうか?

この計算式の通り計算するだけではあるのだが、今回は早見表を作成したので、なんとなくの感覚をつかんで欲しい。なお、ビットコイン価格は2021年前半を想定して作成した。

破産価格の早見表(レバレッジ125倍まで)

ロングの場合

ロングポジションでエントリーした場合のレバレッジごとの破産価格。

ショートの場合

ショートポジションでエントリーした場合のレバレッジごとの破産価格。

どうだろうか?これでもまだ高レバレッジのリスクがわからない?

それでは次の表を見て欲しい。

破産までの価格幅の早見表(レバレッジ125倍まで)

ロングの場合

ロングポジションでエントリーした場合の参入価格から破産価格に達するまでの価格幅。

ショートの場合

ショートポジションでエントリーした場合の参入価格から破産価格に達するまでの価格幅。

ちなみに、この幅について、これでもピンとこない人は、下のグラフを見て欲しい。2020年12月から2021年3月までのBybitにおける、ビットコイン価格(BTC/USD)のボラティリティです。

ビットコインの1日のボラティリティ。ひどい時には1日で1万ドル動いているのがわかる

こうしてみると、数百ドル動くなんてことは今のビットコインでは一瞬の出来事であることが、お分かりいただけるのではないだろうか。瞬きしている間に破産まっしぐらである。

さらに、これを見てほしい。

フルレバレッジでエントリーした時、緑はセーフ、赤は破産する時間帯。

これはBTCが50000ドルである場合を仮定して、レバレッジ100倍でエントリーした場合の結果を表している。赤はエントリーして1時間で破産、緑はエントリーして1時間以内に破産しない時間帯ということになる。2021年に入り緑のゾーンが急激に減少していることがわかるだろう。もしあなたが1時間以内に破産したくないのなら、勝算のないフルレバレッジはやめるべきだ。

大損害を避けるためには

では、ロスカットによる大損害を避けるためにはどの程度のレバレッジが適切なのか?

これに対する答えは、あなたのトレードスタイルによる。

上の一覧表と実際のビットコインの値幅変動を照らし合わせてみよう。

2、3日おき程度に取引するスイングトレードの場合

10,000ドル値幅の余裕があっても、2/22に天井ロングを決めていれば破産する

1日1回、相場確認をして売買判断するようなスタイルを想定してみる。

ビットコインは1日に最大1万ドル動く。これは事実である。これを考慮して一覧表を参照すると、安全なのは2〜4倍であり、堅実に行くならば2倍が適切だろう。

1日に数回取引を行うデイトレードの場合

1時間あたり4,000ドルの値動きに耐えられるようレバレッジを調節した場合でも、安心とは言えない

上のグラフでも示されるように、1時間で6000ドルの値幅が出ることすらあるのがビットコインである。これを考慮して一覧表を参照すると、デイトレードと言えども5〜10倍程度の取引に納めた方が安全と言えそうだ。もっとも、そうしていたとしても普通に死ぬときは死ぬのだが。

まとめ:生き急くべからず

・分離マージンにおいては、破産価格の計算は比較的楽。

・早見表を作ったり参照することで、どれだけ値幅が動けばロスカットとなるかをイメージすることができる。

・今日(2021年時点)のビットコイン取引において、数百ドル動くなんてことは一瞬で起こる。それどころか、1日1万ドルの変動すらある。

・フルレバレッジ取引をする場合は以上の点をよく頭に入れてやること。

投資は、生き残って、出金してはじめて意味がある。ハイレバレッジという誘惑に囚われることなく、生き残るトレードを実践してほしい。

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